薬剤師国家試験の合格基準変更。6年生薬学部卒で国試を受けた自分が思うこと

コーヒーとめがね
Pocket
LINEで送る

来年2月の第101回薬剤師国家試験から新たな合格基準が適用されるみたいです。

詳しくは↓をご確認ください。

http://www.yakuji.co.jp/entry46635.html

具体的には下記のように合格基準が変わるみたいです。

  • 合格基準が「得点率65%」から「平均点と標準偏差を用いた相対基準」に変更
  • 足切りの要件について、必須科目の各科目の得点率50%を30%に引き下げ、薬学理論・実践の各科目の足切りは廃止

自分は6年生薬学部卒で国家試験を受けたことがあるので、思ったことをつらつらと書いていこうと思います。

最近の薬剤師国家試験の合格率はどうだったのか。

6年生薬学部生が初めて卒業したのは2012年なので、2012年からの合格率を見てみると・・・

  • 2012年:88.3%
  • 2013年:79.1%
  • 2014年:60.8%
  • 2015年:63.2%

こんな感じで、薬剤師国家試験の合格率は徐々に下がってます。

4年生薬学部時代の時は合格率8割弱くらいで推移していたので、現在の6割という数字は結構低いです。

薬剤師の国家試験は2012年から出題形式、出題内容が大幅に変わっています。

従来は240問が出題されていましたが、2012年からは出題形式、出題内容等が変更になり、345問で実施されています。

6年生薬学部を卒業して国家試験を受けた身として思うこと

僕が国家試験を受けたのは、2012年で試験形式が大幅変更になって初めての年でした。

合格率を見ていただければわかるのですが、初めての新国家試験ということで難易度は難しくありませんでした。(衛生薬学だけは難しかったのを覚えている。。。)

しかし、衛生という科目だけ難しかったので、総得点では合格基準に達していても、科目の足切り(薬学理論の足切り)で不合格になった友人もいました。

薬剤師国家試験の合格率が下がっている原因については、テストの難易度が上がったというよりは、6年生になった影響で薬学部の偏差値が下がっているからではという声もききます。(特に私立の薬学部は下がりました)

一方で、薬学部の後輩の感想を聞く感じでは、過去問を解いていても昔より難しくなった気がすると良く聞きます。

実際に新しい国家試験では基礎知識に加えて考える力を要求されるようになってきており、難しくなってきていると主張している予備校の講師もいるみたいです。

考える力は医療現場で必須だとは思いますが、いきなり傾向が変わって過去問もあまり蓄積されていない状態で対策して試験を受けるのは結構かわいそうだなと思います。。。

薬剤師の質を担保するという意味で国家試験が現場に即した形になるのは、とても良いことだと思いますが、教育も追いついていないのかもしれませんね。

今回、足切りの基準が緩和されたので、今後薬剤師の合格率は上がってくるのかもしれません。

しかし、薬剤師の質が担保されないような国家試験であれば、世間から薬剤師の評価が下がり自分たちの首をしめることにもなりかねません。

そうならないように、薬剤師の質をどのように担保するかは課題かなと思います。

国試の合格基準が相対基準になるので、薬学生全体のレベルが上がるように大学の教育もより良くなっていくことを祈ってます!

以上、思ったことをつらつらと書いてみました!

最後まで読んでいただきありがとうございます!

 

Pocket
LINEで送る

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。